考える時間

大学内で有志で行われている輪読会のことを知って、参加してみたいなぁと思ってアプローチしていたのだけど、昨日、ついにお邪魔させて頂くことが出来ました!
わたしが所属するゼミは論文を読むようなゼミでもないし、輪読ってどういうふうに進めていくのだろうって緊張していたのだけど、いざ始まってみると、とっても楽しかったです :-)
今はこの本を題材にしているから、と教えてもらった本は、事前にぱらぱらと読んで行ったのだけど、自分ひとりだったらさらっと流していたところをつっこんでいったり、逆に分からなくて気になっていたところを聞くことが出来たり、なにより、提示されているひとつの考えに対して皆で論じ合えるというところが何よりも魅力的でした。人と話すことで自分の中に何か新しい考えが生まれることもあるし、論じることは考えを豊かにすることが出来る気がします。わたし自身が論じる(とまではいかなくても、考えたことを話す)ことが好きなので、余計にその環境が心地よく感じたのかもしれないけれど :-)
本を読むことは好きだけど、ほうっておくと自分が好きな本しか読まないので、こうやって普段自分では選ばないような本*1を教えてもらって、皆で読み進めていけるのも素敵。
ただ、もっと聞く力が欲しいと感じてしまうくらい聞く力がなかったと思うことが、反省点です。普段から意識しようとしてはいるのだけど、なかなか一朝一夕にはいかないみたい :-( 少しずつでも、改善していきたいなぁ。
輪読会へは次回からも参加させて頂けるようなので、今からとても楽しみです。もうあまり大学生活を過ごせる時間もないし、一度いちどを大切に、反省もしながら楽しみます。来る来年に備えるためにも、たくさん頭を働かせて、意識して考える時間を持つ習慣を付けたいな。

*1:ちなみに今回は東浩紀氏・大澤真幸氏著「自由を考える」という本でした。