The 514th

8日、京都市交響楽団の第514回定期演奏会へ行ってきました。
京都に来てからは学生オケを中心に、京都市内から果ては滋賀辺りまではいろいろと聴きに行っていたけど、そろそろプロオケが聴きたいなと思い始めたので、とりあえず近場&演奏曲目が有名どころで楽しそう、ということで京響の定演へ :-)
京都コンサートホールは何回か行ったことがあるけど、とても広くてきれいなところです。らせん状の回廊の壁に大友直人さん(指揮者)の写真を見つけてテンションあがったり、大友さんのプレトークが楽しくてウキウキしたり、演奏以外のところでも思い切り楽しんでしまいました ;-)
演奏曲目は下記の通り。

京都市交響楽団 第514回定期演奏会
ブラームス:大学祝典序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
ブラームス交響曲第4番

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指揮:大友直人(桂冠指揮者)
独奏:フセイン・セルメット(ピアノ)

http://www.city.kyoto.jp/bunshi/symphony/080708.html

告知では、モーツァルトのピアノ協奏曲は21番じゃなくて25番だったんだけど、セルメットさんがハ長調で勘違いして21番の練習をして来日しちゃった、ということで、1日練習して間に合わせるかどうするか迷った末、急遽21番になったのだとか(と、プレトークで大友さんが面白おかしくおっしゃっていました)。セルメットさん!(笑) そんなことがあるなんて、とも思ったけど、でも、21番もとても楽しかったので満足です :-) それにしても、合わせが基本的には3日前からとか、ソリストと合わせるのは前日のみだとか、プロオケはすごいなぁ。
どれもとても良かったけれど、今回は特にブラ4がすごくずっしりときました。大友さんの指揮、良かったです。それから、セルメットさんのアンコールがとても良かった! ブラームスインテルメッツォ2番*1だったんだけど、以前ピアノを習っていたときに弾かせてもらったことがある曲だったので、すごく懐かしく感じたのもあったし、とても余韻にひたれる良い演奏でした。

そうだ、それから、少し日は戻るけれど、4日は学生オケを聴きました :-) 本番ももちろん聴いていたけど、直前の練習(リハのような、練習のような)にも潜り込ませてもらって、ちょっとウキウキでした♪ 通しで、ドヴォルザークの謝肉祭とか、エネスコのルーマニア狂詩曲第1番を初めて聴いて、あまりに楽しくてどうしようかと思いました(もう1曲は、ベートーヴェンの田園)。エネスコのルーマニア狂詩曲はこちらで視聴が出来るので、ぜひ聴いてみてください :-) 終盤に差し掛かれば差し掛かるほど、弦も管もありえない速さになっています。途中でヴァイオリン・チェロがベースをとってぐんぐん速度をあげていくんだけど、あまりにぐんぐん行くものだから、思わず客席でわたわたしてしまいました(笑)。あと、めずらしく(だと思うのだけど)この曲にはヴィオラ・トップのソロがあります。このソロもすごく上手かったです。音色がとっても美しくて好き。こんな曲が弾けたら、すごく疲れるだろうけど、すっごく楽しいだろうなぁ :-)

京都コンサートホールでは、まとめて配布されていたクラシック関係のリーフレットを大量にもらってきたので、また良さそうなのがあれば聴きに行こうと思います。ブラームスにすっかり魅了されちゃったので、もっとブラームス交響曲が聴きたいなぁ。悲劇的序曲も好きなので、それもぜひ!

京響の次回の定演は、ブラームスじゃないけど、なんと須川展也さんが来ます。だから、これはもうぜひ行きたいんだけど、日にちの都合で、どうしようかなと悩んでいるところ。須川さんのあのサックスを生で聴けるなんて、すっごくすっごく行きたい…!

*1:6つの小品 Op.118 インテルメッツォ イ長調