「骨」展

会社の同期の友達に誘われて、今月15日、東京ミッドタウンガーデンで開催されている「骨」展へ行ってきました :-)
本当にいろんなものの「骨」が展示されていて、とっても面白かったし、気付かされることも多くありました。わくわくして楽しめるというのが、最近のわたしの中の重要な要素でもあるのだけど、この展示会は本当にわくわくがたくさんありました!
普段意識しない「骨」を浮き彫りにすることで、見えてくることがたくさんありました。骨って実はとってもキレイで、洗練されてるんだなぁって感じたし、ものを支える中心だからこそ、それがないと成り立たないし、壊れた時にはなんとも言いようのない不安定さを感じてしまう。
展示会に行くまで知らなかったのだけど、出展者の一人に中村勇吾さんがいて*1、彼の作品「CRASH」は、骨が壊れる様を表現していました。それから、ニック・ヴィーシーという方の作品に「X-RAY」というのがあって、これは、iPodを聞いている人や、電気スタンドやドライヤー、タイプライターや飛行機(ボーイング777)をX線で撮ってしまう、という作品でした。こんなに綺麗に撮れるのかと驚くほどはっきりと、骨格や構造が浮き彫りにされていて、そのものに対して*2敬意を抱かせてしまうようなレントゲン写真でした。
他には、明和電気の笑うためだけのロボット「WAHHA GO GO」という作品の解説で、大切なのは脳を持たないロボットが脳を持つ人の笑いを誘う、というところです、という言葉が印象的でした。その他にも、家具の骨の展示*3、あたかも生きているかのように飛び跳ねるロボットや、触手を動かすロボット、座ると体重がかかっている箇所のランプが光る椅子、美しい骨だけの弓曵き小早舟*4など、とても興味深くて面白くて、でもすごく分かりやすく「骨」を剥き出しにした作品がたくさんありました。
感じたこと、気付いたこと、たくさんあったのに、なんだかうまくまとめられません :-( でも、だけど、「骨」展、すごくおすすめです。山中俊治さんのディレクションも、とっても素晴らしかったと思います*5。受付横に置いてある無料でもらえるマップは、ぜひ手に取ってみてください♪
「骨」展 http://www.2121designsight.jp/bones/

*1:展示会場で中村さんの名前を見た時、ものすごくテンションがあがりました! :-)

*2:正確には、そのものを作った人

*3:カッシーナの椅子もありました ;-)

*4:運良く実演を見ることが出来ました!

*5:最後に、なんと山中さんの頭蓋骨のコピーがご挨拶をしてくれたりするんです。